婁正綱(ろうせいこう・ロウセイコウ) Lou Zhenggang

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2020年 若き巨匠・婁正綱の世界展 “コンテンポラリーアートとして華開く宋元画” ホワイトストーンギャラリー銀座本館にて、2020年5月23日(土)から6月21日(日)まで開催

世界各地にコレクターや熱烈なファンの多い、知られざる巨匠・婁正綱(ろうせいこう)。
近年、日本国内でも、2016~2017年には、北野武、ダグ・ウェブとともに東日本大震災復興支援 未来絵PROJECT巡回展「絵のちから」(東北地方3県を巡回)への出展、2019年には、草間彌生、堂本尚郎、今井俊満の作品とともに軽井沢ニューアートミュージアムでの「今、世界で評価され続けているアジア人作家」の開催に続き、「若き巨匠・婁正綱の世界展 ―コンテンポラリーアートとして華開く宋元画―」が、2020年5月23日(木)よりホワイトストーンギャラリー銀座本館にて開催されます。

本年は、パリ、ロンドン、チューリッヒ、ニューヨークなど各地での「婁正綱×ラリック(LALIQUE)」のコラボレーションシリーズ「Sun & Moon」展に続く、国内での個展開催となります。

【開催概要】
「若き巨匠・婁正綱の世界展 ―コンテンポラリーアートとして華開く宋元画―」
会期:2020年5月23日(土)から6月21日(日)
会場:ホワイトストーンギャラリー銀座本館 
https://www.whitestone-gallery.com/contact/tokyo/
東京都中央区銀座5-1-10 Tel: +81 (0)3 3574 6161
後援:中華人民共和国駐日本国大使館

Untitled acrylic on canvas 130cm×130cm 2019

コンテンポラリーアートとして華開く宋元画---若き巨匠・婁正綱の世界

天才だけが到達できる高みがある。
考えるまえに身体が動く、頭脳と身体とが本能的に直結している次元のことだ。
およそ表現者たるものすべて、舞い降りる天啓を具現化する技巧なくしては成り立たないが、その技巧の理想的な血肉化は、幼少期の限られた一時期を逃すと難しい。早期教育と、類まれなる閃きと身体性をもつ個体との出会い。これらの要件が揃って初めて、天才が生まれる。

神童として中国書壇に華々しく登場した婁正綱はしかしながら、名声や富といった世俗の価値に安住しなかった。「なぜ、自分はこの世に存在するのか」という根源的かつ壮大な問いが、彼女を捉えて離さなかったからだ。この問いは、何事からも妨げられぬ、独立した宇宙である。

名誉も地位も保証された既存の社会を捨て、1980年代に婁正綱は日本へ移り住む。そして、墨から顔料へと表現手段を変える。ただひたすらに描く。自らの生に答えを求めるように。

飛沫の躍動、とぐろを巻く求心力、想像力を投影する余地をふんだんに残す余白---なるほど婁正綱の世界には、宋元画*に通底する中国のDNAも感じられよう。伊豆にアトリエを構える婁正綱は、大海原や自然の移ろいに感性を研ぎ澄ます。速度を内包する流麗な線描、一見偶然のように飛散する自在な筆致は、限界まで自己を見つめ、対話し、濾過された芸術家のパッションが、肉体化された技巧に乗ってほとばしり出た結露である。抽象は必然の成り行きだ。伝統を「汲む」のではない。現代芸術にこそ古典を活性化する力があるのだ。そして、それができるごく一握りの芸術家だけを、巨匠という。

カンヴァス上に華開く婁正綱の生の軌跡。そこには強靭な意志と、謙虚な姿勢とが絶妙な均衡関係で同居する。豪胆と繊細。偶発性と必然の中庸に浮かぶ宇宙。
若き巨匠の戦いはつづく。
同時に宋元画は、かつてないほどの強度をもって刻々と更新される。

*宋元画…中国5000年の絵画史において、北宋・南宋および元代に発展した絵画をいう。1000年程前に、西洋絵画が神中心の世界を描いていた時代に、中国の画家は大自然を、独特の空間表現で描いた。西洋において自然は神の被造物であるのに対し、宋元画において自然は人間がその中で生かされている宇宙であった。明治時代、岡倉天心はその師フェノロサと共に、宋元画を世界最高水準の絵画と位置づけ、日本ばかりでなく世界に向けてその秀逸さを喧伝した。現代エコロジー思想のさきがけともいえる。

Untitled acrylic on canvas 91cm×91cm 2019

Lou Zheng Gang 婁正綱(ろうせいこう) 略歴

幼い頃から父に書画を学び、70‐80年代の中国書画界の奇跡と言われる。1986年渡日、海外に滞在、長期にわたり国際芸術の舞台で活躍し、中国文化を伝える。30年来、中国、日本、米国などで27回の個展と3回の巡回展を開催。中国現代精神を持つ彼女の作品は国内外の重要美術館とコレクターに収蔵されている。婁正綱は絶えず自己鍛錬し、表現力の高い材料の探求と類まれな書画技術、彼女独特の美学的見解と深い人文的素養により、「生命と愛」「日月同輝」「心」「和合」「生生」「自然」などのシリーズ作品を創作。婁正綱の創作は水墨を媒介に、「宇宙」を想像空間とし「愛」を創作のインスピレーションに、現代的・個性的な抽象を創造、中国伝統絵画と現代芸術観念の結合を体現している。

1987年 東京八重洲画廊「婁正綱作品展」
1989年 「婁正綱作品展」(テレビ東京主催、在日中国大使館・日本経済新聞社後援)開催
1990年 そごうグループ7か所(大阪、神戸、広島、奈良、千葉、柏等)にて「婁正綱作品展」(主催:テレビ東京、後援:中華人民共和国大使館・日本経済新聞社)
1991年 「東方旋律-婁正綱書画展」 ヤマハグループ6か所(東京、大阪。神戸、福岡、広島、浜松)を巡回
1993年 アメリカのニューヨーク国連本部で「婁正綱作品展覧会」を開催。主催:ユニセフ(UNICEF)
1993年 東京日本橋三越本店の特選画廊で「婁正綱作品展覧会」を開催
1996年 アメリカのニューヨークで「婁正綱新作品展覧会」を開催
1999年 「99パリ・中国文化祭」で8枚水墨の作品を展示した。主催:ユネスコ(UNESCO)
2000年 「婁正綱作品展-生命と愛」 (主催:フジテレビ) 銀座ソニービルで開催
2002年 日中国交正常化30周年記念「婁正綱作品展」 東京髙島屋・大阪高島屋
2003年 「婁正綱作品展-心」(主催:朝日新聞、テレビ朝日後援:中華人民共和国大使館)東京・草月会館
2005年 「こころをつなぐ婁正綱の七夕展」 東京・新宿パークタワー
2006年 「心の言葉展」 新宿高島屋
2007年 「婁正綱の世界 心ときょうの言葉」(後援:中華人民共和国大使館) 東京・上野の森美術館 
2008年 「心の道 婁正綱作品展 2008」(招聘:中国香港公益金40周年募金組織委員会・香港信和グループ) 香港・セントラルプラザ
2012年 婁正鋼個展 北京・今日美術館(現代美術館)
2016年 「婁正綱個展」 オマーン・ロイヤルオペラハウス
仙台、盛岡における「東日本震災復興支援チャリティー巡回展「絵の力」に作品提供 (後援:中華人民共和国大使館)
2017年 「東日本大震災復興支援 未来絵PROJECT巡回展 絵のちから」(後援:中華人民共和国大使館)兵庫県立美術館に北野武、ダグ・ウェブとともに出展
2018年 「婁正綱作品展-未夢-」 東京・銀座シックス
2019年 「今、世界で評価され続けているアジア人作家 vol.3」 軽井沢ニューアートミュージアム
2020年 婁正綱×ラリック(LALIQUE)のコラボレーションシリーズ《Sun&Moon》を発表(パリ、ロンドン、チューリッヒ、ニューヨーク)
2020年 「コンテンポラリーアートとして華開く宋元画-若き巨匠・婁正綱の世界」 (後援:中華人民共和国大使館) 銀座ホワイトストーンギャラリー

Untitled acrylic on canvas 130cm×130cm 2019

【プレスの方へ:オンライン・プレスリリース】
https://faith-pr.com/prs/louzhenggang2020

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