現代美術家 婁正綱(ろうせいこう)と現代美術家 名和晃平との作品による「LIVING with ART Lou Zhenggang & KOHEI NAWA」が、コンフォートQ 十三ショップ(大阪・阪急インテリアスタジオ館内)にて、2020年11月14日(土)より2020年12月20日(日)まで開催されます。
阪急ホームスタイリングによるセレクトショップ「コンフォートQ」で、「もしも、リビングにアートがあったなら・・・」をコンセプトに、現代美術家 婁正綱と現代美術家 名和晃平の作品のコラボレーションによって、日常を過ごす空間のコーディネートが演出されます。
【展覧会概要】
もしも、リビングにアートがあったなら…
絵画や彫刻をコーディネートして、そんな体験をcomfortQ 十三店に設えました。
水面や雲、光など自然現象を描き独自の創造を探求、
21世紀を代表する現代美術家 婁正綱。
「ものの表皮」に着目し、多様な表現を展開する名和晃平の彫刻。
LIVING with ART -日常を過ごす空間に新しい世界が広がります。
【開催概要】
会期 2020年11月14日(土)〜2020年12月20日(日)
会場 コンフォートQ 十三ショップ http://comfortq.com/
住所 大阪府大阪市淀川区野中南2-8-10 阪急インテリアスタジオ館内1階・2階
※「阪急うめだ本店」よりタクシーで無料送迎があります。1階インフォメーションカウンターにお申し付けください。
時間 10:00〜18:00(土・日・祝は、10:00〜19:00)
※営業時間が変更になる場合がございます。
休館日 会期中無休
入場料 入場無料
Lou Zhenggang 婁正綱(ろう せいこう)
幼い頃から父に書画を学び、70‐80年代の中国書画界の奇跡と言われる。1986年渡日、中国、米国、日本などで個展を開催し長期にわたり国際芸術の舞台で活躍。中国現代精神を持つ彼女の作品は国内外の重要美術館とコレクターに収蔵されている。婁正綱は絶えず自己鍛錬し、表現力の高い材料の探求と類まれな書画技術、彼女独特の美学的見解と深い人文的素養により、「生命と愛」「日月同輝」「心」「和合」「生生」「自然」などのシリーズ作品を創作。水墨を媒介に、「宇宙」を想像空間とし「愛」を創作のインスピレーションに、現代的・個性的な抽象を創造、中国伝統絵画と現代芸術観念の結合を体現している。
婁は現在、「雲と水の心象風景」をテーマとした作品を発表し続けている。自然界で最も一般的な物質でもある、雲と水。何千年にもわたる長い人類史のなかで、感覚の世界において人は、雲と水の自然の風景に対して、多くの感情を持っている。例えば、漂う雲、日の出、日の入、燦々と輝く水面、巨大な浪、津波などに対して、人間は類似した感情と思いを持ち続けてきた。雲と水のような自然風景を感情をもって映し出すことで、「原始性」と「普遍性」を作品に表現しようとしている。また、雲と水の状態というものは、婁の生存状態にも当て嵌まる。1979年に12歳で故郷を離れ、中国の首都北京で学校に通い、1986年に19歳で一人で来日。既に30年以上も故郷を離れてさすらいの旅を続けている状態を婁は、雲と水になぞらえる。本展のほか、上海(2020年11月11日~15日)、香港(11月21日~2021年1月16日)に続く婁の展覧会においても、「雲と水の心象風景」をテーマとした作品に触れることができる。
KOHEI NAWA 名和 晃平(なわ こうへい)
「ものの表皮」への意識から発して、感覚や思考のメタファーとしてのマテリアルを「セル」という概念を元に様々な表現に展開し、国際的に活躍。熱可塑性接着剤の特性とフィジカルな感覚を一致させて扱う「GLUE(グルー)」。オブジェクトの表面を透明の球体(セル)で覆い、その存在を「光の殻」に変換する作品「PixCell」など、インターネットを介して収集する偶発性、素材の性質や3D造形システムを利用する科学的な視点により、独自の表現世界を広げている。またクリエイティブ・プラットホームSANDWICHのディレクターとして、建築とインスタレーションを含めたアートパビリオン「洸庭」やダンスパフォーマンスの共作など活動は多岐にわたる。2009年より京都に拠点を置く。
【プレスの方へ:オンライン・プレスリリース】
https://faith-pr.com/prs/livingwithart2020nov