東日本大震災から受けた衝撃を忘れず、次世代への教訓として人命の尊さを絵画・アートの力で歴史に残すことを目的として岩手からスタートした巡回展が仙台でも開催。
中国を代表する書画家・婁正綱(ろうせいこう)、映画監督としても知られるマルチタレント・ビートたけしさんと写実的な描写でスーパー シュールレアリズムの第一人者とされるアメリカの画家・ダグ ウェブさん、日米中3カ国のアーティストが同展の趣旨に賛同して被災地復興をテーマとした作品などを出品する。
婁正綱は同展のために被災地を視察してそのイメージから製作した書画を展示、ビートたけしさんは被災地の人々を元気づけるために今までに描いたあらゆるテーマの絵画作品を総動員し、ダグ ウェブさんは実際に被災地に訪れて目にした情景を精密に描いた作品を展示。
それぞれに異なったアプローチで被災地の復興を支援し、アートを通して勇気と希望を伝える展示を行う。同展はチャリティー巡回展と銘打って開催され、入場料の一部が被災地の自治体へと寄付される予定となっている。
『東日本大震災復興支援 未来絵プロジェクト巡回展〜絵のちから〜』
TFUギャラリーミニモリ(宮城県仙台市)
会期:2016年9月9日(金)〜10月23日(日)